今回は、パンケーキのノーマルマップを作成します。
ノーマルマップというのは、オブジェクトの表面のでこぼこを表すマップのことです。
SLでも、マテリアル対応がされてますので、ノーマルマップを使用することができます。
ノーマルマップを作成する方法は、いろいろありますが、フリーで使用できてわかりやすいということから、GIMPのプラグインを使います。GIMPのバージョンが古いですが、問題なく使えました。
プラグインの入手方法および、インストールについては、
こちらのサイトを参考にしてください。
GIMPで元画像を開いて、フィルター>カラーマッピング>Normalmap をクリックします。
画像のように。Scaleを10にして、でこぼこ具合を大きくし、シームレス画像であるので、Wrapにチェックを入れました。
パラメーターの細かい説明は、
こちらのサイトにあります。
できたノーマルマップをエクスポートします。
Blenderに戻ります。
上のパンケーキを選択して、/キーを押して、それのみ表示します。
orange2マテリアルを選択してノーマルマップを適用します。
このためには、シェーダーエディターに新たにノードを追加する必要があります。
Shift+Aでノーマルマップをクリックします。
同様に画像テクスチャーを追加します。
画像テクスチャーの時と同様に、マッピングと、テクスチャー座標ノードを追加して、上のようにつなぎます。
画像テクスチャーの開くをクリックして、ノーマルマップを読み込みます。
作成したノーマルマップを選択して開きます。
マッピングのスケールをX:5.000 Y:5.000に変更するとこのようになります。
スペキュラの粗さを少し調整してみました。いろいろやってみてください。
これで、orange2マテリアルへの適用が終わりです。
同じ作業をorangeマテリアルでも行います。
一からやってもよいのですが、ここではコピペを使います。
テクスチャー座標からノーマルマップノードをShiftキーを推しながらクリックして選択し、右クリックメニューでコピーをクリックします。
マテリアルをorangeを選択して、シェーダーエディターの余白部分で右クリックして貼り付けをクリックします。
ノーマルマップノードとプリンシプルBSDFノードが繋がってないので、ノーマル同士をマウスでつなげます。
これで、orangeマテリアルにも、ノーマルマップが適用されました。
/キーを押して全体を表示すると、このようになります。リアルな感じになったと思います。
その他のマテリアルも、調整しましょう。
まず、お皿の色を白に変更しました。
メタリックやスペキュラー、粗さの数値を調整すると、ツヤがでて、リアルぽくなります。
バター?も同様に少し、テカリを加えます。
ブルーベリーも、色やパラメータを調整して、リアルぽくしました。
もっとリアルにするには、テクスチャーを貼るのもいいでしょう。
このあたりは、試行錯誤です。
ちなみに、マーケットプレイスでテクスチャーを購入して、貼ってみたら、おもいどおりにならないケースは、ザラにあります。
2段のパンケーキはALT+Dキーで複製してあるため、形、マテリアルが全く同じとなっています。
リアルではありえないので、2つを分離します。
上のパンケーキを選択して、関係>シングルユーザー>オブジェクトをクリックして分離します。
下のパンケーキを少し回転させて、よりリアルにしてみました。
今回は、ここまでです。