2018年12月16日
ダンスモーションを取り込む4

昨日から、KIYOMIZU HANTが始まりました。
以前作った着物ドレスをリメイクして、SLINK Physiqueと、Hourglass用にして、お出ししています。
SLINKしかなくて、すみません。SLINKをお持ちの方は、もらってやってください。
さて、以前、MMDモーションを取り込む記事を書いたのですが、指がおかしくなるという問い合わせがありました。
よい解決策をさがしていましたが、今日偶然見つけたので、お知らせしようと思ったら、先方さんがすでに発見していらっしゃいました。
素晴らしいです。よかったよかった。^^
こちらの方でも、追加記事を書いておこうと思います。

さて、その問題というのは、こちらです。
AVASTARでは、例えば、指の第一関節を曲げると、第二、第三関節が自動的に曲がります。
このため、MMDで指のモーションを取り込むと、曲がりすぎになります。
これは、AVASTARの「Constrained FK」という便利機能のためです。
AVASTARでは、上図の「FK Constrained」がデフォルトになってます。
本家のドキュメントはこちらです。

そこで、これを「FK Simple」にすれば普通に曲がってくれます。
MMDモーションを変換後にこれを指定して、bvhをかき出せば、曲がりすぎが発生しないということなんですね。^^
そこで、実際に検証してみることにしました。

せっかくなので、0フレームでのデフォルトポーズの修正もやりました。
AVASTARの手と、Tda式ミクさんの手を並べてみました。
このように随分デフォルトポーズが異なります。

ミクさんのデフォルトポーズをこのようにAVASTARに近づけて修正しました。
横からみたところです。

上から見るとこんな感じ・・・。
人差し指は、少しやりすぎかも・・・。(;^_^A

実際の変換結果はこれです。
「Constrained FK」が効いているので、指が曲がりすぎです。

「FK Simple」に直すと、指の曲がりが緩和されました。
元々モデルもRigも違うので、まったく同じにはなりませんが、これならあまり違和感はないかもですね。
ちなみに、SLでダンスするとき、Maitreyaでは、HUDで、ハンドアニメーションをSTOPする必要があります。
SLINKでは、/15 idle offコマンドで止まります。再開は、/15 idle on です。
他のメッシュハンドは、よくわかりません。(;^_^A
ではではよいSLライフを・・・。